個人事業主と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょう?
「自由」「高額な収入」など、魅力的なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、世の中そんなに甘くありません! メリットの裏には必ずデメリットが存在するものです。
ここでは個人事業主ならではのメリットとデメリットについて説明します。
特に、これから個人事業主として活動する方は、「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないよう、メリットだけでなく、デメリットもしっかり覚えておきましょう!
【メリット】
フリーランスという呼び名からも連想されるとおり、個人事業主は「自由」です。
職種にもよりますが、仕事の内容から労働時間まで自分の好きなように選択することができます。
また、自分の意思がそのまま事業方針となるため、自分好みの経営スタイルを確立することができます。
【デメリット】
いくら自由といっても、収入がなければ事業として成り立ちません。
事業計画を練る力、遂行する力がなければ、売上を作れず事業の継続どころか生活すら厳しくなることも考えられます。
仮に事業に失敗した際、その責任は全て自分で背負わなければなりません。
【メリット】
個人事業主は仕事の量を自分で決めることができます。
ある程度収入が決まっている会社員に対し、個人事業主の場合は自分の働き方次第で高収入を得ることが可能です。
【デメリット】
仕事量に浮き沈みがあるため、毎月の収入が不安定です。
会社員と違い、ケガや病気で仕事ができない場合も保障はありません。
退職金もないので、仕事ができなくなったときのことを、しっかり想定しておかなければなりません。
【メリット】
職種にもよりますが、基本的に単独で活動することが多く、人間関係に悩むことは少ないです。
上司に媚を売る必要もなければ、部下に手を焼くこともありません。
【デメリット】
意見を求めたり、励ましあえる相手が近くにいないため、モチベーションが保ちにくくなります。
人間というものは無い物ねだりな生き物で、いざ自由を手に入れると今度は孤独を感じるようです。
【メリット】
事業にかかった費用を経費として計上でき、節税に繋がります。 (詳細は別ページ「税金の基本」をご参照ください)
青色申告をしておけば最大で年65万円の控除を受けることもできるます。 (詳細は別ページ「確定申告の基本」をご参照ください)
【デメリット】
会社員とは異なり、毎年の確定申告は自分で行わなければなりません。
また、それに付随する帳簿づけなどの会計業務も年間を通して行う必要があります。
ここにあげたメリット・デメリットはほんの一例ですが、こういった事象を意識した上で活動することにより、いち早く問題点に気付き、リスクの回避にも繋がります。
当サイトでは、その他にも個人事業主として知っておくべき知識をご紹介しております。 是非、ご活用ください。